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■楽器奏者は誰でも楽器を自由に演奏できるようになりたいと考えています。
この事はまさに、私たちが自分の声で日本語という言語 (日本人ならば)、つまりコミュニュケーションツールを使って、自分の思っている事を相手に伝えるということと同じです。
私たちは日本語を先ずは聞いて覚え、話し、文字を覚え、文章を読み、そして文章を書いて、自由に使いこなせるようになりました。
音楽においてもまさに同様です。
よりよい声を自由に出せるようになるために楽器の技術を高め、聞いたもののまねをしながら記符法を覚えて読譜の練習もし、時間を隔てて相手に的確に自分の考えを伝えるために時には自らも楽譜を書く。
時間をかけて日本語を学習したのと同じように音楽における言語に慣れていけばよいのです。
そうして身につけたツール「言語」を使って、実際の演奏においては「会話」をすることがより重要になってきます。
書かれたものを忠実に朗読するだけではなく、テーマはあるが台本のないリアルタイムの会話。
その会話において最も重要な事は人の話を「聞く」ことです。
人の話を「聞き」、自分の伝えたいことをイメージし、そして共通の言語を使って話すスピードをコントロールしながら相手に伝える。
この繰り返しで音楽が成立してゆくのです。
このレッスンでは、楽器の技術の向上に加え、相対音感を鍛えるためのイヤートレイニングを通してメロディーやハーモニーを「聞く力」を高める事にも重点を置いています。
また、同時にもう一つの重要な要素である「タイム感覚」を養います。
もちろん必要に応じて、共通言語であるジャズハーモニーにも言及します。
目的は自分の声で「自由に」会話ができるようになる事です。
自分の声で自分の伝えたい事を自分のスタイルで自由に表現できるようになることなのです。
ここまで読んで下さってありがとうございました。
このレッスンを通して音楽に接する喜びを共有できれば幸いです。
橋爪亮督■
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